アメリカのティーパーティー運動(=小さな政府を求める新右翼活動)のアイドル的存在のセイラ・ペイリン。 彼女は、マケインと共にオバマと戦った「保守の盾」としてメディアに登場しました。 しかし、ペイリンは元アラスカ独立党員(=極左)だったのです。 新保守主義とは元々は、 左翼活動家がスターリン・毛沢東に反対する為に右派に寝返った思想なのです。 (ニューヨーク知識人の民主リベラル派及び、合衆国社会民主党の分子など。) またトロツキズムという共産主義世界革命派の生き残りも合流しています。 冷戦時代、アメリカ共産党がソビエトの独裁を批判していないとしてアメリカ共産党のリベラル派が「トロツキスト=(世界解放派)」に転向しました。 また民主社会主義者(社会主義右派)も、中国やソビエトは官僚政治であり左翼国家では無いとして、反共産主義に走りました。 アメリカ共産党トロツキスト派、 合衆国民主社会党(社会右派)、 これが「新保守主義」の原点なのです。 新保守(ネオコン)は、レーニンや毛沢東崇拝、スターリン主義などに抵抗する左派活動なのです。 新保守主義者は、 「共産主義と闘う左翼」 「右翼を理解する左翼」 とも呼べます。 彼らの言う、 「ファシズムや統制主義との戦い」 「中国やロシアのような圧政国家の民主化」 とは、 「全体主義国家を民主化(=解放革命)し、人民民主主義政府を樹立させる。」 という意味なのです。 検閲反対、統制反対、左翼反対、 これは、「解放民主主義革命の実現」の事なのです。 彼らは「共産主義の圧政や抑圧からの人民の解放」を謳うのは、同じ左翼でもベクトルが違うからです。 新右翼、新保守主義は、 「保守を偽装した解放民主主義革命派」 なのです。 日本の新保守はアメリカとは少し意味が違うみたいですが、 小泉政権以降は自民党は新保守主義政党と言えます。 自民党支持の保守屋さんの謳う、 「全体主義への反対」 「圧政国家(中国)の民主化」 とは、 「検閲や人民の自由権の剥奪は、反自由人民革命的である。」 「毛沢東崇拝をする帝国主義国家たる中国に解放民主主義革命を輸出せよ。」 という意味なのです。 郵政民営化は事実上の、 「解放民主主義革命の為の粛清」だったのです。 官僚から特権を奪い、民営化を行う。 (=解放民主主義革命) 小さな政治の実現 (=国家権力を弱体化させ、世界革命政府の準備をする。) 全体主義や検閲と闘う (=ファシズムや共産主義レーニン派に抵抗し自由人民政府の樹立) 民族の為の軍備充実 (=自由人民政府をレーニン主義やファシズムから防衛する、人民解放の為の世界革命の為の軍事力の増大) これが、新右翼逹の行動理念です。 元左翼の反レーニン派や民主社会主義者派が現在のネオコンそして自民党の主軸なのです。 またネオコンは解放革命の為に宗教原理主義者を動員するのが特徴です。 アメリカなら福音派、日本なら日本会議、中国なら法輪主義がそうでしょうか。 以上が私の単なる妄想なのか、正しい部分があるのかは、 Wikipediaなどで合衆国社会民主党やネオコンについて参照してください。 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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