1/6ページ目 バーバネルの母親は敬虔なクリスチャンで教会通いも欠かすことがなかったが、父親はそういう事には全く無関心で、それを咎める母との間で口喧嘩が絶えなかったという。 バーバネルの宗教とか信仰に対する嫌悪感は、彼のこういう生い立ちがそういう性向を生んだのであろうと、 彼は自伝の中で述べている。 従って、バーバネルは生涯、バイブルというものを一度も繙(ひもと)いた事がなかったという。 そのことが実は後に大きな意味を持つことになる。 通常意識の時はかたことも出て来ないバイブルの言葉が、シルバー・バーチが語り始めると、蕩々と出てくるのである。 それはつまり両者が別人格であること_____言い換えればシルバー・バーチはバーバネルの潜在意識ではない事の証拠となるわけである。 絶対的証拠と言えないまでも、有力な証拠となり得るであろう。 ある日突然に・・・ バーバネルが18才の時、無報酬で司会役をしている文人ばかりの社交クラブで、当日の講演者がスピリチュアルリズムの話題を持ち出した。 講演の後、バーバネルはその講演者からロンドンの東部地区で催されているという『交霊界』なるものに誘われた。 これが、バーバネルが霊的な事に関わりを持つ切っ掛けとなった最初である。 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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